2011年02月12日
文化・経済フォーラム滋賀 設立総会・講演会・交流会
昨年11月1日に発起人会による記者発表が行われた、文化・経済フォーラム滋賀。
その設立総会、講演会、交流会が小雪舞う2月11日、琵琶湖汽船ビアンカ船上にて行われました。
(2010.11.1 「文化・経済フォーラム滋賀」発起人会記者発表 http://topics.shiga-saku.net/e523358.html )
すでに、個人会員133、団体会員32、法人会員46と、当初の初年度目標100名を大きく上回る会員を獲得、
この日も140名を超える会員、関係者が集まりました。
◆設立総会
発起人代表挨拶 成安造形大学付属近江学研究所長 木村至宏氏
「分野を超えて交流を深め、滋賀の経済と文化の活性化を。」
設立に向けての激励挨拶 嘉田由起子滋賀県知事
「舞台を作るのは行政だが、そこで活躍するのは県民の皆さん。滋賀を文化で元気にするためお力をお借りしたい。」
設立総会では規約、役員、平成23年度事業計画、収支予算について議事が進められ、
代表幹事には木村至宏氏が就任。
滋賀県経済団体連合会会長の高田鉱一氏、嘉田知事の顧問就任も決定。
設置される3部会の部会長には、下記人選が決定されました。
・経営部会長 社団法人びわこビジターズビューロー専務理事 中村順一氏
・企画部会長 財団法人びわ湖ホール理事長 井上建夫氏
・広報部会長 びわ湖放送株式会社代表取締役社長 馬場章氏
また事務局長には財団法人滋賀文化振興事業団理事長 岸野洋氏が就任することとなりました。
初年度事業計画として、「文化で滋賀を元気に!」プロジェクト実施(調査研究・提言、賞の設置やシンボルマークの活用促進)、
情報交換の場の提供、ホームページ、メールマガジンなどによる広報活動の展開などが発表されました。
◆基調講演 大阪大学総長鷲田清一氏「アートと社会」
アートと社会のつながりについて、ご自身の体験も交えて熱く話されました。
(お話の概要)
かつて日本社会で自分たちの手で行ってきた事の多くが、その役割を担う行政、企業などプロの手にゆだねられ、
税金払ってるからサービス受けて当たり前の「お客様意識」が蔓延する現代社会。
大事なことを全てプロにまかせ、安心・安全な生活を手にしてるとも言える。
そういう社会ではクレーマー、モンスターペアレントの登場などもある種必然。
市民であるはずの私たちが、知らぬ間にどんどん受け身になり、無能力な存在になってきてしまっている。
例えば震災が起こると、目の前の川の水を飲めるものにする方法もわからなければ、地域で何かしようとおもっても、
隣の人の連絡先さえわからない。
こういう社会の変化に対して、アートイベントは、デモクラシーのレッスンであり練習であるのではないか。
人々はそれを無意識のうちに行っているのではないだろうか。
アーチストもスタッフの一人として関わり、スタッフも一人一人違う存在であることを認めながら意見をすり合せ、
でも一緒に出来るんだと言うことを学ぶ。
アートイベントでは様々な人が役割分担し作業に取り組む。考える人、経理する人、手配する人。
他人と一緒に何かしている感覚を持ちやすく、政治や地域の活性化など色々なテーマにもアートを通して入って行ける。
身体を動かす機会も多く、体感もしやすい。しかも、労働のようにゴールが決まっていない。
やりながら考え、変化して行く。ワクワクすることがアートの面白さでもある。
そういった活動を通して、「考えが違っても、知らない人でも、大事なことについて話し合える能力」を持つことが
出来るのではないだろうか。
アートの可能性は、社会が抱える非常に本質的な問題の解決に役立つものであるのではないか。
◆交流会
高田鉱一顧問による挨拶、乾杯。
乾杯の音頭は拳を振り上げ「ぶんか!」のかけ声で行われました。
乾杯を合図にビアンカは大津港を出航。
この頃には雪もやみ、白く雪をいただく比良連峰や遠く伊吹山も望みながらのクルーズとなりました。
経済会、文化人、アーチスト、行政関係者等・・・異なる分野の人々が活発に交流。
副代表幹事 琵琶湖汽船株式会社代表取締役社長 中井保氏による閉会挨拶。
最後は三三七拍子で会の発展を願いお開きとなりました。
会場となったビアンカ。
船でこういった催しが開催できるのも滋賀県ならではですね。
(参考リンク)
文化・経済フォーラム滋賀 〜文化で滋賀を元気に!〜 HP
http://www.shiga-bunshin.or.jp/bunkakeizai/
「文化で滋賀を元気に!プロジェクト」とシンボルマークのご案内(滋賀県HP)
http://www.pref.shiga.jp/c/kemmin-s/bunkadeshigawogenkini/projectinfo.html
滋賀県文化進行条例(PDF)
http://www.pref.shiga.jp/c/kemmin-s/jyourei/files/jyourei.pdf
その設立総会、講演会、交流会が小雪舞う2月11日、琵琶湖汽船ビアンカ船上にて行われました。
(2010.11.1 「文化・経済フォーラム滋賀」発起人会記者発表 http://topics.shiga-saku.net/e523358.html )
すでに、個人会員133、団体会員32、法人会員46と、当初の初年度目標100名を大きく上回る会員を獲得、
この日も140名を超える会員、関係者が集まりました。
◆設立総会
発起人代表挨拶 成安造形大学付属近江学研究所長 木村至宏氏
「分野を超えて交流を深め、滋賀の経済と文化の活性化を。」
設立に向けての激励挨拶 嘉田由起子滋賀県知事
「舞台を作るのは行政だが、そこで活躍するのは県民の皆さん。滋賀を文化で元気にするためお力をお借りしたい。」
設立総会では規約、役員、平成23年度事業計画、収支予算について議事が進められ、
代表幹事には木村至宏氏が就任。
滋賀県経済団体連合会会長の高田鉱一氏、嘉田知事の顧問就任も決定。
設置される3部会の部会長には、下記人選が決定されました。
・経営部会長 社団法人びわこビジターズビューロー専務理事 中村順一氏
・企画部会長 財団法人びわ湖ホール理事長 井上建夫氏
・広報部会長 びわ湖放送株式会社代表取締役社長 馬場章氏
また事務局長には財団法人滋賀文化振興事業団理事長 岸野洋氏が就任することとなりました。
初年度事業計画として、「文化で滋賀を元気に!」プロジェクト実施(調査研究・提言、賞の設置やシンボルマークの活用促進)、
情報交換の場の提供、ホームページ、メールマガジンなどによる広報活動の展開などが発表されました。
◆基調講演 大阪大学総長鷲田清一氏「アートと社会」
アートと社会のつながりについて、ご自身の体験も交えて熱く話されました。
(お話の概要)
かつて日本社会で自分たちの手で行ってきた事の多くが、その役割を担う行政、企業などプロの手にゆだねられ、
税金払ってるからサービス受けて当たり前の「お客様意識」が蔓延する現代社会。
大事なことを全てプロにまかせ、安心・安全な生活を手にしてるとも言える。
そういう社会ではクレーマー、モンスターペアレントの登場などもある種必然。
市民であるはずの私たちが、知らぬ間にどんどん受け身になり、無能力な存在になってきてしまっている。
例えば震災が起こると、目の前の川の水を飲めるものにする方法もわからなければ、地域で何かしようとおもっても、
隣の人の連絡先さえわからない。
こういう社会の変化に対して、アートイベントは、デモクラシーのレッスンであり練習であるのではないか。
人々はそれを無意識のうちに行っているのではないだろうか。
アーチストもスタッフの一人として関わり、スタッフも一人一人違う存在であることを認めながら意見をすり合せ、
でも一緒に出来るんだと言うことを学ぶ。
アートイベントでは様々な人が役割分担し作業に取り組む。考える人、経理する人、手配する人。
他人と一緒に何かしている感覚を持ちやすく、政治や地域の活性化など色々なテーマにもアートを通して入って行ける。
身体を動かす機会も多く、体感もしやすい。しかも、労働のようにゴールが決まっていない。
やりながら考え、変化して行く。ワクワクすることがアートの面白さでもある。
そういった活動を通して、「考えが違っても、知らない人でも、大事なことについて話し合える能力」を持つことが
出来るのではないだろうか。
アートの可能性は、社会が抱える非常に本質的な問題の解決に役立つものであるのではないか。
◆交流会
高田鉱一顧問による挨拶、乾杯。
乾杯の音頭は拳を振り上げ「ぶんか!」のかけ声で行われました。
乾杯を合図にビアンカは大津港を出航。
この頃には雪もやみ、白く雪をいただく比良連峰や遠く伊吹山も望みながらのクルーズとなりました。
経済会、文化人、アーチスト、行政関係者等・・・異なる分野の人々が活発に交流。
副代表幹事 琵琶湖汽船株式会社代表取締役社長 中井保氏による閉会挨拶。
最後は三三七拍子で会の発展を願いお開きとなりました。
会場となったビアンカ。
船でこういった催しが開催できるのも滋賀県ならではですね。
(参考リンク)
文化・経済フォーラム滋賀 〜文化で滋賀を元気に!〜 HP
http://www.shiga-bunshin.or.jp/bunkakeizai/
「文化で滋賀を元気に!プロジェクト」とシンボルマークのご案内(滋賀県HP)
http://www.pref.shiga.jp/c/kemmin-s/bunkadeshigawogenkini/projectinfo.html
滋賀県文化進行条例(PDF)
http://www.pref.shiga.jp/c/kemmin-s/jyourei/files/jyourei.pdf
Posted by 滋賀Information at 07:09
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