2007年03月14日
● 琵琶湖環状線で琵琶湖一周
湖北の人々にとっての長い間の念願であった琵琶湖環状線。
直流化に向け着々と工事が進められ、昨年10月に開業
しました
環状線と言っても、大阪環状線のように一本の電車が琵琶湖の
周りをくるくる回っているのとは違います。
これまで交流だった区間(左の図:赤の区間)が、直流になって
大阪方面からの電車(直流専用車両)がこの区間に
直接乗り入れられるようになっただけなんです。
実際は、近江塩津で乗り換えが必要です。
乗り換えは同じホームで短時間に出来るので、便利です。
※左の図は滋賀県の琵琶湖環状線のページからの借り物です。
琵琶湖環状線の情報はこのページが充実してわかりやすいです。
今回は県庁所在地である大津駅を基点として、時計回りでびわ湖を一周する形で湖北を紹介していきます。
【大津駅】
まず京都・大阪方面に向かいます。
大津駅のホームからも桜の木々
を眺められます。
その時期になると、電車を待ちながら眺められ
心がなごみます。
← 写真はつい先日の様子です。 ↓
やってきた新快速
に乗車すると、すぐ左の高台に
梅の花が咲いているのが見えます。
そして逢坂山トンネル。。。
トンネルを抜けると、もう京都府です。
【山科駅】
琵琶湖環状線といいながら1駅だけ、滋賀県外の駅に停車することになります。ここで早速乗り換えです。
※敦賀方面はホームが違うので、ちょっと注意が必要。
そして京都方面からやってきた新快速
に乗車。 ここも要注意
8両の内、後ろ4両は近江今津で切り離されてしまいます。
前4両に乗っていないと近江今津で置いていかれる
ことに

山科を出発すると、さっき走っていた琵琶湖線の線路を下に見ながら走っていきます。
県外ですが、左手に見える山科疎水の桜
も見事。
疎水までは車内から見えないですが、ここの水は琵琶湖から引かれ、琵琶湖疎水を通って山科疎水となり、京都の人々に水を供給しています。かつては物資を運ぶ水路としても利用されていたようです。
※琵琶湖疎水(Wikipedia)
※山科疎水の桜ビデオ(ぶらりと京都:京都観光タクシー京都観光案内と紅葉情報、桜花見情報)
【西大津駅】
再びトンネルに入り、抜けると、見えるのは、
立ち並ぶマンション。
滋賀に戻ってきました。
そして、西大津駅。
湖西線は高架なので、遠くまで見渡せます。
遠くには、びわ湖がかすかに…。
【堅田駅】
堅田駅が近づいてくると、遠くに観覧車。かつてのびわこタワーの観覧車です。


今は稼動していないですが、あれに乗ることができたら、遠くまで見渡せることだろうなと思います。
琵琶湖大橋ふもとに佇み、もったいないような。
※廃墟デフレスパイラルにびわ湖タワーの様子が紹介されています。
少し映像が衝撃的かも知れませんので、了解の上、アクセスしてください。
【和邇駅】
和邇駅から見える平和堂。
よく見れば、わにの絵が描いてあります
【琵琶湖岸の風景】
ここを過ぎると、左手には、比良山、右手にはびわ湖が迫ってきます。
天気の良い日は、優雅な景色を満喫することができます。

【近江今津駅】
やがて近江今津に到着すると、電車の切り離しが行われます。
ここからは、4両です。
のどかな風景の中を進み、永原を通過すると、いよいよ今回の直流化区間に入りました。
しばらくすると、遠くに線路が見えてきます。
やがて北陸線と合流。
【近江塩津駅】
ここで乗り換え。
5~10分程度で乗換えができます。
【余呉駅】
車内から余呉湖が見えます。
余呉駅から余呉湖までは、徒歩5分。
余呉湖は1周約6,4キロ。レンタサイクルもあります。
また、賤ヶ岳への登り口も近くです。
余呉湖畔には羽衣伝説(滋賀県木之本建設管理部
のページ)があり、全国各地に伝わる羽衣伝説の中で、
最も古いものと言われています。
天女の子は菅原道真(Wikipedia)になったという言い伝え
もあります。
【木之本駅】
北国街道の木ノ本宿まで徒歩5分ほど。
北国街道への道を歩いていくと、突き当たりに木ノ本地蔵。こちらのお地蔵さんは、眼にご利益があるそうです。
夏は縁日で賑わいます。
木ノ本宿には、古くからの建物が多く残り、昔からの造り酒屋、
NHK大河ドラマでもストーリー化された、山内一豊が馬を買って出世の足がかりとなった跡も残っています。
【高月駅】
高月駅から徒歩5分ほどのところには渡岸寺観音堂があります。
こちらの観音様は美しい姿と、井上靖さんの著書「星と祭」にも登場することで有名です。
昨年は、十一月七日から十二月三日まで東京国立博物館に出張
されていましたが、無事に戻ってこられています。
【河毛駅】
通過。。。
【虎姫駅】
こちらの駅前には、虎
の名がつくため、
阪神タイガースのための「虎神殿」があります。
※ゲッチュ!おでかけ隊 タイガースの女神 「虎神殿」の
ページ
駅舎内にパン屋さんぶうらんじぇ。
また、イタリア料理屋さんもあります。
ここでパンを購入し、虎御前山ハイキングコースを歩き、
途中で昼食
というのもいいかもしれません。
春は桜の名所です
(虎御前山登り口まで徒歩15分)
【長浜駅】
昨年秋に新駅舎が完成しました。
改札を出て右手に行けば、
さくら名所100選に
選ばれている
豊公園
左手に行けば、黒壁スクエアに向かうことができます。
ここからの帰途は、琵琶湖線経由で。
時間により乗車するホームが違うので、要注意
長浜駅を出発し、田村駅が近づくと、左手には、県内最高峰、伊吹山が迫ってきます。
菜の花の季節になると、線路の周りは一面黄色いじゅうたんのように、染まります。
米原駅を過ぎると、
フジテックの研究用エレベーターが見えます。
地上170m、世界一のエレベーター研究棟です。
車窓からのお花見スポット
としては。。。
南彦根駅手前の松下電工敷地内
能登川~安土間の安土城址
などもきれいです。
車内では、ついついおしゃべり、あるいは疲れて眠ってしまいがちですが、
車窓からの意外な風景、お花見スポット探して見てください
<琵琶湖環状線を楽しむには>
①乗車駅で140円の切符を購入、反対回りで次の駅まで乗車
ルール:途中下車出来ない、同じ駅を二回通過出来ない
②青春18切符を購入
現在キャンペーン期間中で、一回あたり1,600円で利用出来ます。
これだと途中下車し放題で琵琶湖環状線をたっぷり楽しめますね。
※青春18切符紹介のページ(JR西日本)
直流化に向け着々と工事が進められ、昨年10月に開業



周りをくるくる回っているのとは違います。
これまで交流だった区間(左の図:赤の区間)が、直流になって
大阪方面からの電車(直流専用車両)がこの区間に
直接乗り入れられるようになっただけなんです。

実際は、近江塩津で乗り換えが必要です。
乗り換えは同じホームで短時間に出来るので、便利です。
※左の図は滋賀県の琵琶湖環状線のページからの借り物です。
琵琶湖環状線の情報はこのページが充実してわかりやすいです。
今回は県庁所在地である大津駅を基点として、時計回りでびわ湖を一周する形で湖北を紹介していきます。
【大津駅】

大津駅のホームからも桜の木々

その時期になると、電車を待ちながら眺められ
心がなごみます。
← 写真はつい先日の様子です。 ↓


梅の花が咲いているのが見えます。
そして逢坂山トンネル。。。
トンネルを抜けると、もう京都府です。
【山科駅】
琵琶湖環状線といいながら1駅だけ、滋賀県外の駅に停車することになります。ここで早速乗り換えです。
※敦賀方面はホームが違うので、ちょっと注意が必要。
琵琶湖環状線を全線利用するには必ず乗り換えが必要ですが、滋賀県内から乗車すると必ず二回
乗り換えないと一周出来ません。
ところが、大阪、京都方面から利用すると一回で済むんです。。。
そして京都方面からやってきた新快速


8両の内、後ろ4両は近江今津で切り離されてしまいます。
前4両に乗っていないと近江今津で置いていかれる



山科を出発すると、さっき走っていた琵琶湖線の線路を下に見ながら走っていきます。
県外ですが、左手に見える山科疎水の桜

疎水までは車内から見えないですが、ここの水は琵琶湖から引かれ、琵琶湖疎水を通って山科疎水となり、京都の人々に水を供給しています。かつては物資を運ぶ水路としても利用されていたようです。
※琵琶湖疎水(Wikipedia)
※山科疎水の桜ビデオ(ぶらりと京都:京都観光タクシー京都観光案内と紅葉情報、桜花見情報)
【西大津駅】
立ち並ぶマンション。
滋賀に戻ってきました。
湖西線は高架なので、遠くまで見渡せます。
遠くには、びわ湖がかすかに…。
【堅田駅】
堅田駅が近づいてくると、遠くに観覧車。かつてのびわこタワーの観覧車です。
今は稼動していないですが、あれに乗ることができたら、遠くまで見渡せることだろうなと思います。
琵琶湖大橋ふもとに佇み、もったいないような。
※廃墟デフレスパイラルにびわ湖タワーの様子が紹介されています。
少し映像が衝撃的かも知れませんので、了解の上、アクセスしてください。
【和邇駅】
よく見れば、わにの絵が描いてあります

【琵琶湖岸の風景】
ここを過ぎると、左手には、比良山、右手にはびわ湖が迫ってきます。
天気の良い日は、優雅な景色を満喫することができます。
【近江今津駅】
やがて近江今津に到着すると、電車の切り離しが行われます。
ここからは、4両です。
のどかな風景の中を進み、永原を通過すると、いよいよ今回の直流化区間に入りました。
しばらくすると、遠くに線路が見えてきます。
やがて北陸線と合流。
【近江塩津駅】
5~10分程度で乗換えができます。
【余呉駅】
余呉駅から余呉湖までは、徒歩5分。
余呉湖は1周約6,4キロ。レンタサイクルもあります。
また、賤ヶ岳への登り口も近くです。
余呉湖畔には羽衣伝説(滋賀県木之本建設管理部
のページ)があり、全国各地に伝わる羽衣伝説の中で、
最も古いものと言われています。
天女の子は菅原道真(Wikipedia)になったという言い伝え
もあります。
【木之本駅】
北国街道の木ノ本宿まで徒歩5分ほど。
北国街道への道を歩いていくと、突き当たりに木ノ本地蔵。こちらのお地蔵さんは、眼にご利益があるそうです。
夏は縁日で賑わいます。
木ノ本宿には、古くからの建物が多く残り、昔からの造り酒屋、
NHK大河ドラマでもストーリー化された、山内一豊が馬を買って出世の足がかりとなった跡も残っています。
【高月駅】
高月駅から徒歩5分ほどのところには渡岸寺観音堂があります。
こちらの観音様は美しい姿と、井上靖さんの著書「星と祭」にも登場することで有名です。
昨年は、十一月七日から十二月三日まで東京国立博物館に出張

【河毛駅】
通過。。。

【虎姫駅】

阪神タイガースのための「虎神殿」があります。
※ゲッチュ!おでかけ隊 タイガースの女神 「虎神殿」の
ページ
また、イタリア料理屋さんもあります。
ここでパンを購入し、虎御前山ハイキングコースを歩き、
途中で昼食

春は桜の名所です

(虎御前山登り口まで徒歩15分)
【長浜駅】

さくら名所100選に
選ばれている
豊公園


ここからの帰途は、琵琶湖線経由で。
時間により乗車するホームが違うので、要注意

長浜駅を出発し、田村駅が近づくと、左手には、県内最高峰、伊吹山が迫ってきます。
菜の花の季節になると、線路の周りは一面黄色いじゅうたんのように、染まります。
米原駅を過ぎると、
地上170m、世界一のエレベーター研究棟です。
車窓からのお花見スポット

南彦根駅手前の松下電工敷地内
能登川~安土間の安土城址
などもきれいです。
車内では、ついついおしゃべり、あるいは疲れて眠ってしまいがちですが、
車窓からの意外な風景、お花見スポット探して見てください

<琵琶湖環状線を楽しむには>
①乗車駅で140円の切符を購入、反対回りで次の駅まで乗車
ルール:途中下車出来ない、同じ駅を二回通過出来ない
②青春18切符を購入
現在キャンペーン期間中で、一回あたり1,600円で利用出来ます。
これだと途中下車し放題で琵琶湖環状線をたっぷり楽しめますね。
※青春18切符紹介のページ(JR西日本)
Posted by 初雫 at 19:00
│琵琶湖
この記事へのコメント
ひでっち29歳です。
ひでっちも琵琶湖環状線一周を2回体験してきました。
確かに便利にはなったとは感じますが、やはり本数の少なさには首をかしげたくなります。
敦賀行きに関しては現在1時間に1本、4両で動いているようですが、できれば4両の電車を1時間に2本、または8両の電車を1時間に1本、のどちらかでやって欲しいです。
それから近江塩津行きは米原で切り離しているようですが、12両はともかく、8両の電車を切り離すのは納得いかないです。8両くらいなら長浜でできそうな感じがしますが・・・。
どっちにしても事情があると思いますが、次回以降のダイヤ改正にはぜひ取り入れて欲しいです。
長々書き込んで失礼しました。
ひでっちも琵琶湖環状線一周を2回体験してきました。
確かに便利にはなったとは感じますが、やはり本数の少なさには首をかしげたくなります。
敦賀行きに関しては現在1時間に1本、4両で動いているようですが、できれば4両の電車を1時間に2本、または8両の電車を1時間に1本、のどちらかでやって欲しいです。
それから近江塩津行きは米原で切り離しているようですが、12両はともかく、8両の電車を切り離すのは納得いかないです。8両くらいなら長浜でできそうな感じがしますが・・・。
どっちにしても事情があると思いますが、次回以降のダイヤ改正にはぜひ取り入れて欲しいです。
長々書き込んで失礼しました。
Posted by ひでっち29歳 at 2007年03月26日 19:01
ひでっち29歳様、コメント頂きありがとうございます。
電車で琵琶湖一周するにあたり、近江塩津での極端な待ち時間はほぼ解消されたものの、まだまだ不便なところは多いですよね。
事前に時刻表を確認しておかないといけないですし。
利用者の意見を尊重してもらって、少しずつ快適な電車旅が楽しめたらいいなと思っています。
電車で琵琶湖一周するにあたり、近江塩津での極端な待ち時間はほぼ解消されたものの、まだまだ不便なところは多いですよね。
事前に時刻表を確認しておかないといけないですし。
利用者の意見を尊重してもらって、少しずつ快適な電車旅が楽しめたらいいなと思っています。
Posted by 初雫 at 2007年03月27日 22:17